ブランド化

日本の教育界のブランドというと最高学府の旧帝大、東京大学を頂点として明確に存在しています。

これは、教育現場が作り上げたと言うより、日本の社会が作り出したブランドでしょう。

他の業界ではブランドとなる企業や組織が移り変わっていますが、こと教育に関してはこの東大ブランドと言うのは未だに揺るぎないものがあるようです。

 

 

義務教育以降の高等教育においてこの東大ブランドの元、私教育界(予備校・塾)を含めて様々な移り変わりがあります。予備校でいえば今から50年近く昔になりますが、駿河台予備校が東大への道しるべ的な予備校として登場し、ここで使われるテキストが受験生の必須となり、通信教育のZ会も東大への登竜門として人気でした。

私立高校も東大合格者を多数輩出することがブランドとなり、関東の開成、関西の灘高など全国ブランドとなっています。

そんな中、私教育に眼を向けると、現在は大学全入時代と言われるものの、東大をはじめとする一流校と呼ばれる大学へ入れるために業界は競争を激化しているわけですが、現在はあの林修氏に代表されるカリスマ講師という個のブランドが脚光を浴びています。

業態としての予備校は20年位前から衰退をはじめ、現在ではカリスマ講師を持たないところは私塾との競争に陥っています。高卒生を対象としてきた予備校が高校生、中学生を対象と更に幼児教育まで事業を展開するようになっているのです。

 

専門学校みるとどうでしょう。

専門学校は職業訓練校と位置づけられるように職業、その業界と強く結びついているわけです。ジェネラリストを養成する場所ではなく、スペシャリストを養成するわけです。

となると、「○○界の東大を目指す」という宣伝文句を使っていた専門学校がありましたが、ちょっと違いますね。

もちろん、東大をはじめ多くの大学で学問を追及したり、すすんだ分野でスペシャリストになった人は多いですが、すべての分野で東大がトップというわけではありません。

技術を積み上げて行く業界では、学歴はあまり用をなしていません。サッカー協会などのように東大出身者がトップになるということもありますが、それよりも個がどれだけ技術力を高めているかということが光を当てられるのです。

専門学校で学び身に着ける技術は社会でも必要とされ、実と得られている技術が多いです。料理、美容、理容、デザインなど個人の資質、才能に左右される面はあるものの、業界自体社会に認知されている職種が多いです。

ただ、こと医療界になると、医師をトップとした業界で、その他の医療職種はいくら技術、知識を高めても医師を抜くことがないというおかしな体系があるのです。

続く

 

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