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マーケティング

私がこれまで携わってきた業界は、正確ではないかも知れないけれど、教育サービス業界。

 

この業界は、経営者の方向性で利益追求の組織にも出来るし、教育理念を掲げた理想追求型の組織にも出来るのが面白くて、難しいですね。

 

例えば、今は通うのが当たり前、存在しているの当たり前の予備校や学習塾というのは、50年以上も前であれば必要悪的な扱いを受けていましたね。安保闘争時の学生がアウトロー的に生活の糧を得るために始めたようなイメージがありました。

 

これが、一方では企業化を目指し、対象の子供や、その父母の需要にすばやく応え、展開し、そこで働く職員の意識改革を進めて、上場企業となったところも少なくありません。

一方で、教育に企業理念を取り込み、学校法人として国や地方自治体から認可をとり、発展していったものも多いです。

 

この種の企業の多くは、これまでは日本学歴社会の中で生き残るための学歴を得ること、得させることを目的とする子供や大人がターゲットだったのですが、少子化がすすみ、市場が先細りになってきたので、様々な形態に変革していってます。

私立の大学、高等学校、中学校、小学校も、こうした動きにいち早く反応し、合併、男女共学化、グループ化などを進め、成功している法人と、そうでない法人の格差がどんどん広がっているようにも見受けられます。

 

こうした差がどうして出来たのか?

それは、その組織のマーケティング力の差というように思えてなりません。

私立の学校というのは、学校ですが公立の組織とは根本的に異なります。一般の小売業、サービス業と同じように、一般の人から選んでもらわないと成り立たないんです。しかも、学校としての行政からの縛りもありますから、すばやい時流にあわせた変更というのが難しいですね。

長期の展望をもって、方向性を模索し、社会の動きに合わせて計画的に変革を行っていけるかが鍵になるわけです。往々にして、経営陣は、体制の変革を望まず、問題を先送りする傾向が強いです。ですから、強いリーダーシップを発揮する経営者(指導者)がいないと遅れているように見えます。

 

同じようなことが医療の業界でも言えそうです。

医師の場合であれば、大学病院や大きな総合病院で勤務医として働ける間はわからないことが多いでしょうが、開業医であれば、患者さんからいかに選んでもらうかを考えないとなかなか難しい時代です。よほど名医の誉れが高ければ別でしょうが、そういう場合は勤務している病院がなかなか手放さないと思います。

医師だけでなく、歯科医師、柔道整復師、はり師、きゅう師、あん摩マッサージ師などの国家資格で開業する人たちも同じでしょうね。

独立開業をしたものの、なかなか患者さんが集まらなくて、廃業に追い込まれるということも多いと聞きます。

 

私は、教育サービス業に携わっていたといっても、直接、経営や指導に携わったわけではないですが、学生さんや卒業生を見ていると、この人たちに将来を切り開く業を、技術や学問だけでなく教えておかないと、苦労するなぁと思ってきました。

成功するか失敗するかを個人の資質に頼らせるのでなく、少なくとも食べていけるくらいのことは出来るようにしてあげないと、業界が沈んでしまうのではないかと考えたりしていましたね。そして、それを学校の正科として組み入れることはなくても、卒業生へのサービス、在校中卒業前の特別講座などを組み入れたり、開業後入会するであろう業界団体と協力した支援などをシステム化するところが生き残っていくだろうと。

 

そんな中で、学生さんたちと接する機会の少ない部署でしたが、話す機会があると学生さんや、卒業生の現状を聞き、アドバイスを出来る範囲でしてきました。

その中で感じることは、彼らが師と仰ぐ人たち、先輩達の時代は特にマーケティング手法ということを意識しなくとも、患者さんを確保し、リピーターとして囲えた時代であり、成功者といわれる人たちは、自然とマーケティング手法に準じた手法を使っていた。現在は、消費者、患者さんの意識、知識、考え方が変わっているので彼らのメリット、満足度を示し与えないとなかなか日々の糧も得ることは難しいだろうなぁ。ということです。

だから、私がアドバイスしているのは、まず、少し古い手法かもしれないけれど、効果は大きいダイレクトマーケティングという手法。これは、20年くらい前の手法になりますが、顧客満足度をあげるための参考になることが沢山含まれており、使用するメディアは新しいものに代えたとしても非常に有効だと考えられるからです。

入門書として紹介しているのは、 

ダン・S・ケネディの小さな会社のための集客成功事例大全

 

今後も、マーケティングの必要性は伝えていき、卒業生や関係者が少しでも活躍してくれればと思っています。

 

 

 

 

 

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