高高度の雲

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前の記事で、示した世界気象機関が分類する10種類の雲に含まれない雲があることを、珍しい雲の記事の最後の部分でも示しました。

そこで取り上げた真珠母雲と、夜光雲。

この2つの雲の特徴は、どちらも非常に高い場所、真珠母雲で21㎞あたりの成層圏、夜光雲は更に高い80~90kmの中間圏界面と呼ばれる領域で誕生する雲と言われています。

温度も非常に低く、雲を構成する雲粒の大きさが均一になるので、太陽光の反射がが美しく見えると考えられています。

どちらの雲も、極や高緯度の地域で夏期の日の出、日の入りの時間帯に見られることがわかっています。

温室効果気体である二酸化炭素とメタンの増加によって出現頻度が増加し、出現領域が低緯度に広がると考えられ、地球温暖化の進行度合いを示す可能性がある現象として注目されています。

この回答は、夜光雲です。

夜光雲が日本で最初に観測された記録は「2015年6月21日朝2時から3時にかけて、北海道で、夜空に青白く輝く雲が観測された」【2015年7月3日 名古屋大学 太陽地球環境研究所】とあります。


2015年6月21日2:15 JSTに撮影された夜光雲(撮影: 北海道大学 藤吉康志)。
国立研究開発法人 情報通信研究機構HP

夜光雲は気象変動のカナリアと呼ばれるほど、大気汚染と共に現れた現象とされています。

真珠母雲と共に、美しい雲ではありますが、その姿をどこでも楽しめるようになってはいけない雲でもあるようです。

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