珍しい雲

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雲を分類すると前述の記事で示した10種類に当てはまります。

それでも、自然は同じ形のものでなくいろいろと変わった形の雲を見せてくれます。

人間はそれを見て、いろいろな名前を付けています。

巻積雲、高積雲、層積雲で見られる、山や山脈の上、もしくは近くに現れる凸レンズに似た不思議な形の雲をレンズ雲とよびます。

山を越えた風が波打ってできた雲で、上空の風が強い時に山の風下にできます。

風が波打つ波頭の所でできるのでその場に留まっているように見えますが、実際には同じ場所で発生と消滅を繰り返しているそうです。

レンズ雲のうち、山の上にできたときには笠雲(傘雲)と呼ばれます。

富士山にかかった笠雲は美しく、たくさんの人が写真におさめ、公表されています。

そのほか、吊るし雲と呼ばれる山の上から少し離れたところに現れるレンズ雲もあります。

場所を選べば比較的簡単に見られるのが雲海です。

山登りをする人や、飛行機に乗る人はよく見られているのではないでしょうか。

雲海は山間部などに現れる雲の海で、標高の高い山頂や飛行機などから条件が揃うと見ることができる雲で秋や春の明け方によく見ることができるそうです。

雲海が出ていて、雲を流すくらいの風が吹いていて、大気が安定しているという3つの条件がそろうと写真のような滝雲を見ることができます。

滝雲は山頂を超えて山の麓に向かって雲が流れ落ちながら消えていく神秘的な現象で、なかなか見ることができないといわれています。

竜巻に伴って発生する雲で細長い形をしている珍しい雲を漏斗雲といいます。

竜巻が発生すると必ず見れるというわけではなく、写真にとることもなかなかむつかしいようです。

積乱雲が非常に強い勢いでできるときに上が平らで広がっている形をした雲の形になることがあります。

これをかなとこ雲と呼びます。

積乱雲が下から吹き上げる上昇気流で大きくなろうとするとき、一定の高さ以上になれず横に広がり始めることによって、このような形になるといわれます。

きのこ雲と間違う人もあるそうです。

積乱雲は強風、落雷、集中豪雨、竜巻不安定な気象状況を作り出すことで知られていますが、その中でも特に大きなものをスーパーセルと呼びます。

日本でも発生して甚大な被害をもたらしたこともありますが、アメリカでの発生件数が多いようです。

自然にできる珍しい形状の雲としてはその他、積雲や積乱雲の上に現れる頭巾雲ベール雲、ぼこぼこと不思議な形が一面に広がっている乳房雲、雲の中にぽっかりと穴が空いている穴あき雲、分厚い積乱雲などの雲の底の部分に見ることができるアーチ雲、波打ったように見える波状雲、巨大回転雲や巨大ロール雲とも呼ばれるロール状の大きな雲であるモーニング・グローリーなどがあります。

また、先ほどの10種類には属さない、オゾン層(高さ20〜30km)にある真珠母雲、高さ80,000m(80km)付近と非常に高い位置に現れ光り輝く夜光雲や、火山の噴火時にできる火災積雲などあります。

写真でしか見れない雲も多いですね。

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